2週間前に水戸中央美容形成クリニックで包茎手術を受けたばかりの鈴木修さん(仮名)さんに、手術を受けるまでの経緯をうかがいました。

■ 鈴木さんについて

-- はじめに鈴木さんの自己紹介をお願いします。

鈴木修、49歳、自営業です。茨城県内で妻と二人で暮らしています。

-- 鈴木さんは水戸中央美容形成クリニックで、どのような治療を受けましたか。

包茎手術を受けました。

--包茎の種類は、仮性包茎、カントン包茎、真性包茎のどれでしたか。

仮性包茎でした。

包茎の種類

■ 毛が巻き込まれて痛い!

-- 包茎でどのようなことに困ってましたか。

一番困っていたのは、皮の部分にときどき毛が巻き込まれて、痛かったことです。私は昔から運動が好きで、野球、スキー、ソフトボールといろいろやってきました。運動していると、毛がからまって、動きが制限されてしまうのが悩みでした。いつもパンツに手をつっこんで直すわけにもいきませんし……。

-- 包茎手術を受けようと思ったのは、いつごろですか。

10年ぐらい前、手術にいくら掛かるのか調べてみたことがありました。週刊誌の広告を見たり、電話で問い合わせたりしたのですが、少し費用が掛かり過ぎのような気がして、手術を受けるのを見送りました。

ところが2年ぐらい前から、先端の皮に毛がからまる頻度がどんどん増えてきまして。

-- なぜ2年ぐらい前から、先端の皮に毛がからまる頻度が増えてきたのですか。

歳とともにお腹が出てきた影響なのか、先端の部分に、皮がより深くかぶるようになってきたんです。皮が深くかぶったぶん、毛が皮にからむことも増えました。以前は主にスポーツをしているときに、毛が巻き込まれていました。皮が深くかぶってきてからは、日常のちょっとした動きで、すぐ毛が巻き込まれるようになりました。

-- 包茎手術を受けることを考えるようになってから、どのように行動しましたか。

インターネットで、包茎治療をやっている医院のホームページを調べました。

-- 包茎手術について、どんなことを調べておきたいと思いましたか。

「包茎手術にはどんな方法があるのか」ということや、「どの方法が優れているのか」ということや、「麻酔注射を打つときや手術中に痛くないのか」といったことです。

-- 特に気になったことは何ですか。

特に気になったのは、麻酔注射を打つときや手術中に、痛くないのかということです。

-- なぜ手術時の痛みについて、それほど熱心に調べたのですか。

とにかく手術というと、「痛くて嫌なもの」というイメージしかなかったんです。包茎手術を受けることに踏み切れなかった一番の原因が、この「手術は痛い」というイメージでした。

私は10代の頃に、合わせて3回の手術を受けました。小学5年のとき受けた痔の手術、中学3年から高校1年に掛けて受けた腸捻転の手術、高校2年で手を怪我したとき受けた手術です。そのどれもが、麻酔注射は痛かったし、手術中も嫌な感覚があったし、終わってからも痛みが続いたので、手術に対する悪いイメージがどうしても抜けずにいました。

■ 水戸中央美容形成クリニックの存在を知る

-- 水戸中央美容形成クリニックのことは、どのようにして知りましたか。

包茎手術をしてくれるところをインターネットで探していたとき、包茎手術をしている医院の全国ランキングを発表しているサイトを見つけました。住所を見ると私の家から近いので、ここにお願いするといいかもしれないと思いました。

-- 水戸中央美容形成クリニックのことを知ったあと、どのように行動しましたか。

そのランキングサイトからリンクが張られていましたので、クリックして、水戸中央美容形成クリニックのホームページを開きました。ホームページに質問フォームがありましたので、質問を入力して送信しました。

-- ホームページの質問フォームから、どのような質問を送りましたか。

やはり痛みに関することを中心に聞かせてもらいました。「麻酔のとき痛くないか」とか、「どんな手術なのか」とか、「終わったあと痛くないか」とかいったことです。

■ 質問にカウンセラーから回答が

-- 質問フォームから送った質問に対して、水戸中央美容形成クリニックから回答がありましたか。

はい。質問フォームから質問を送った翌日には、水戸中央美容形成クリニックのカウンセラーの方から、回答のメールが来ていました。

-- ここで水戸中央美容形成クリニックで患者さんからの相談に応じている、カウンセラーさんにうかがいます。鈴木さんからの質問にどような回答を送りましたか。

(カウンセラー)鈴木さんからは手術のやり方や麻酔時の痛みに関する質問をいただきましたので、そのあたりを中心に回答を差し上げました。

手術のやり方については、勃起時に十分対応できる包皮の長さを計測した上で行うことや、亀頭下(カリ首)に縫い合わせるので縫合部分が目立たないことなどをお伝えしました。ご治療時の痛みを減らすために、ペニス(陰茎)の根元にブロック麻酔を行います。その後、局所浸潤麻酔を行い、麻酔がしっかり効いていることを確認した後にご治療を開始します。

他にも、ご相談にお越しいただいた際の流れ、手術後しばらく控える必要があること、費用とお支払い方法など、鈴木さんの不安がないように、できるだけ詳しく説明してお送りしました。

-- 水戸中央美容形成クリニックからの回答メールはいかがでしたか。

私の簡単な質問に対して、詳しく回答していただきました。

メールの末尾に「電話をいただければ、さらに詳しくご説明できます」とありましたので、翌日には、メールに書いてあった番号に電話を掛けました。

-- 水戸中央美容形成クリニックにはじめて電話したときは、どのような対応でしたか。

質問にメールで回答してくれた、カウンセラーの方が対応してくれました。すでにメールで説明してもらったことではあるのですが、やはり改めて、痛みに関することを中心に聞かせてもらいました。

-- 電話での説明を受けて、そのあとどうしましたか。

一度状態を見ていただこうと思い、水戸中央美容形成クリニックにうかがっての相談を予約しました。はじめて電話で相談してから2、3日後、予約した相談日に水戸中央美容形成クリニックに行きました。

■ はじめて水戸中央美容形成クリニックを訪れて

-- はじめて水戸中央美容形成クリニックを訪れた日の流れを教えてください。

受付を済ませると、メールと電話で私の質問に答えてくれたカウンセラーさんが、改めて相談に応じてくれました。

カウンセラーさんの説明を受けたあと、院長の宮崎先生に状態を見ていただきました。皮の状態をチェックした宮崎先生は、いくつかの図を描いて、「今どういう状態か」、「手術でどの部分の皮を取るか」、「手術後はどういう状態になるか」ということを、説明してくれました。

そのあとカウンセラーさんから、費用などに関する説明をしていただいて、手術を受ける決心がつきました。その日のうちに手術を受けることもできたのですが、数日後に重いものを運ぶ仕事が入っていたものですから、手術はその仕事の後に受けることにしました。

-- 手術の当日のことを教えてください。

当日は、手術の前にカウンセラーさんが「緊張しなくても大丈夫ですよ」と少しお話をしてくれました。

手術室に入ってからは、宮崎先生が手術の流れをに説明してくれました。宮崎先生は、手術中も「今こういうことをやっていますからね」、「次はこういうことをやりますね」という感じで、ずっと声を掛け続けてくれました。先生が掛けてくれる言葉を聞いていると、今どういう状況なのかがわかって、安心できました。

-- 時間はどれぐらい掛かりましたか。

手術は30分ぐらいで終わりました。手術後も宮崎先生は、今後の経過や必要な注意などを教えてくれました。そのあとは特に休憩の必要もなく、すぐ帰ることができました。

■ 手術後のケアも自分でできた

-- 抜糸は手術の何日後でしたか。

2週間後でした。

-- 手術が終わってから抜糸までの間は、どのように過ごしましたか。

宮崎先生の指示どおり、手術の日から1週間は、クリニックで巻いてもらった包帯をそのままにしておきました。1週間経ったところで、これも先生の指示どおり、巻かれた包帯をシャワーで十分濡らして柔らかくしてから外し、消毒液と軟膏を付けて、包帯を巻きました。その後は1日に1回、抜糸の日まで、お風呂に入るたびに包帯を交換しました。

-- 包帯の交換は、自分でできるものなのですか。

はい。クリニックで出していただいた包帯は、テープのように巻いてとめられる包帯でしたので、自分で簡単に交換できました。

-- 手術後、他に必用だったことはありますか。

あとは、「手術後何日間かは、重いものを持たないようにしてください」などの注意がありましたので、それも守りました。

宮崎院長より

鈴木さんが痛みのことをなぜ気あれほどにされていたのか、今回お話をうかがって初めてわかりました。10代の頃に受けられた手術の悪いイメージが、ずっと消えずに残っていたのですね。

鈴木さんが10代だった頃と違って、今は、患者さんが感じる痛みが最小限で済む治療を目指すようになっています。今回の包茎手術のご経験が、手術に対する鈴木さんの悪いイメージの払拭に役立てば嬉しいです。

鈴木さんのように、手術が終わったあと、「もっと若いうちに治療を受けておけばよかった」とおっしゃる方は大勢いらっしゃいます。ただ、思い切るタイミングは、人それぞれ異なって当然なのではないでしょうか。ご本人が治療を受けることを決断されたタイミングが、その方にとっての最良のタイミングなのではないかと、私は思っています。

鈴木様、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。


※ 取材日:2010年8月
※ 取材・撮影・文:ライター 佐々木 至